五感で育てる食育法②

子どもの生きる力を「五感」を使って育てよう

こんにちは。
キッズ食育トレーナー・管理栄養士の藤原です。

「五感」から子どもの食(生きる力)にアプローチする方法をご紹介しています。
前回は「味覚」についてお届けしました。今回は「視覚」についてお話しますね。

子どもの「視覚」は大人と異なる

まず最初に、大人と子どもの見え方は違うことを頭に入れておきましょう。
大人に比べて「視力」は弱く、「視野」は狭いです。

特に「視野」は大人が左右150度見渡せるのに対し、子どもは90度ほどしか見えていません。
(子どもの視野を体感できるチャイルドビジョンなるものもあるのでよかったら検索してみてください。)

そこに子どもの特性として
・ひとつのものに注意が向くと周りのものが目に入らなくなる
・好奇心旺盛
・集中力(時間)が短い
・真似が好き

などが関連してくるので、まずは大人の見え方や感覚とは違うということを知っておきましょう。

子どもの好き嫌いの原因・第1位は「見た目」

・見た目がイヤだから食べない
・はじめて見るものだから怖い
・いつもと違うからなんか嫌だ

人間が認知する情報の8割は視覚からくる、と言われています。
また大人は今までの経験からこれは食べられる、大体こんな味だろうと予測できますが、子どもは経験値が少ないため予測ができません。

そのため、子どもにとって「見た目」はかなり重要なことで、「見た目」を工夫するだけで食べられた、ということも多いです。
(ちょっとかわいく盛り付けるとか人参を花形に抜くとか、単純ですがそういったことも有効です。)

ちなみに皆さんはいちごはお好きですか?
いちごはよく見ると表面にツブツブがあるのですが、あのツブツブが虫みたいで食べられない、ということもあるんですよ!

よく見るもの・見慣れたものにする

子どもは特に、初めてのものを警戒します。
ですので今までに見たことがある、おうちの人やお友だちが食べているのを見た、など、その食材は食べ物であって、食べても問題はないのだ、ということをまずは知ってもらいましょう。

そのためには、最初は食べなくても、食卓に出してみたり、日頃から子どもの目に入るようにする必要があります。

そこでぜひ、たとえお子さんが苦手な食材でも食卓に出し続けてみてください。

今、どうせ食べないから~と言って目にする機会が少ないと、なかなか食が広がりません。
同じ理由で、おうちの方が苦手な食材は、高確率で食卓には並びませんよね。
親の好き嫌いは子どもの食経験を狭めていることも知っておいてほしいです。

ただ、一つ注意点をあげるとするならば、必要以上に勧めないこと。

ほら、おいしいよ、食べてみよう、ちょっとでもいいから!
ごり押しは逆効果ですので、気を付けてくださいね。
あくまで周りがおいしそうに食べているのを、見てもらうのが目的です。

食事時間以外の「視覚」に訴える方法

①写真やイラスト・絵本などを活用

「6つのヒント」の中でも触れましたが、自然と見える場所に食材の絵を貼ってみたり、絵本などを活用して目に入る機会を増やせます。

②お買い物時間を活用

一緒に買い物に行ったときはチャンスです。
・この白菜大きいね!
・トマトはツヤツヤだね!
・この魚は赤いよ、こっちの魚は白いね、など
形容詞の勉強にもなりますし、スーパーはネタの宝庫です^^

③食材をよく観察してみる

前文でとりあげたいちごのツブツブですが、ツブツブがあるということに気づけたのはよく観察しているからなんですよね。
大人はスルーしてしまうことも子どもたちはよく見つけます。
・ピーマンの種が並んでくっついていること。
・白ネギを輪切りにすると♡型が出てくること。
・食パンをかじっていくと船や動物の形に見えること・・・

こちらからその観察の時間を設けることもできますし、子どもが発見したことに共有して楽しむこともできます。

食事を目で見て楽しもう

大人でも料理を目で見て楽しむことあります。
「映え」とかもそうですよね(笑)
食べ物を見てワクワクする瞬間です。

ワクワクすることは子どもの「探求心」「積極性」「行動力」などにもつながります。

毎日の食事をただ何となく食べるのはもったいない!
「食」と「見る」ことを通して子どもがワクワクできる状況を、作ってみましょう。

次回は「嗅覚」についてお話します。おたのしみに♪

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